完全予約制
お問い合わせ・ご予約
月~金 11:00-14:00 / 15:00-20:00土 11:00-18:00日・祝祭日休診
診療メニューを見る
院長美容コラム
歯ぎしり、食いしばりにボトックス注射
院長の野村です。
睡眠中は、咬む筋肉に力がはいらず、上下の歯は触れないで、口が開いている状態が正常です。
何らかの理由で、
・上下の歯を擦り合わせる(歯ぎしり)
・音は生じないが噛みしめる(くいしばり)
ことで、歯の摩耗、顎関節痛の他、外見上は、咬筋(えら)の肥大をきたすことがあります。
10年位前から、“ボトックス注射による、歯ぎしり・くいしばりの治療”についての論文が相次ぎ、概ね良好な結果が報告されています。
もちろん、咬筋肥大の改善(えらが小さくなる)も得られます。
歯科医のもとで、内服薬やマウスピース治療を行っても結果が不十分な場合、咀嚼筋(閉口筋)群へのボトックス注射は、検討すべき選択肢です。
咬筋ボトックスー小顔と歯ぎしり治療
院長の野村です。
2017.07.01配信号で、ボトックスによる歯ぎしり治療について記載しました。
本稿は、美容目的の咬筋ボトックス注射との比較です。
歯ぎしり、食いしばりにボトックス注射
小顔という美容目的の場合は、
・ボトックス注射量・部位は、咬筋の大きさ、施術後の周囲組織への影響などを加味して、症例毎に決める。
・効果持続期間は、6-12か月程度(1年後の画像診断でも注射前より咬筋が小さいという報告あり)。
繰り返し注射で、より長期間持続する。
歯ぎしり治療の場合は、美容目的の場合に比べ、
・使用するボトックスの量は多く、咬筋以外の筋肉(側頭筋)に注射することがある。
・効果持続期間は、小顔効果に比し短かく、3-4か月程度という報告が多い
歯ぎしり治療目的でボトックス注射を行う場合は、筋肉が過度に委縮し、
見た目の問題が生じることがあるので、患者さんと相談し、注射量や部位を決めます。