完全予約制
お問い合わせ・ご予約
月~金 11:00-14:00 / 15:00-20:00土 11:00-18:00日・祝祭日休診
診療メニューを見る
院長美容コラム
傷がキレイに治る方向(イラストあり)
院長の野村です。
手術時に皮膚切開を加えるときには、
あとで、傷跡が目立たないように注意します。
具体的には、
RSTL(relaxed skin tension line リラックス スキン テンション ライン)
に平行な切開線になるようにします。
下の身体図の“線の方向”がRSTLです。
(From Trott A. Wounds and Lacerations: Emergency Care and Closure, 2nd ed. St Louis, Mosby, 1997; and Burns JL, Blackwell SJ. Plastic surgery. In Townsend CM, Beauchamp RD, Evers BM, Mattox KL [eds]. Sabiston Textbook of Surgery, 18th ed. Saunders-Elsevier, Philadelphia, 2008.)
外傷によるものでも、総じて、RSTL方向の傷跡は目立たちにくくなるのです。
不運にも、この線とは異なる方向の外傷を負った場合には、傷跡が目立ってしまうことがあります。
このような場合には、Z形成術など、目立たなくする方法があります。傷跡修正に関しては今後のドクターズコラムにてお話しします。