院長美容コラム

傷がキレイに治る方向(イラストあり)

院長の野村です。

手術時に皮膚切開を加えるときには、
あとで、傷跡が目立たないように注意します。

具体的には、

RSTL(relaxed skin tension line リラックス スキン テンション ライン)

に平行な切開線になるようにします。

下の身体図の“線の方向”がRSTLです。

(From Trott A. Wounds and Lacerations: Emergency Care and Closure, 2nd ed. St Louis, Mosby, 1997; and Burns JL, Blackwell SJ. Plastic surgery. In Townsend CM, Beauchamp RD, Evers BM, Mattox KL [eds]. Sabiston Textbook of Surgery, 18th ed. Saunders-Elsevier, Philadelphia, 2008.)

外傷によるものでも、総じて、RSTL方向の傷跡は目立たちにくくなるのです。

不運にも、この線とは異なる方向の外傷を負った場合には、傷跡が目立ってしまうことがあります。

このような場合には、Z形成術など、目立たなくする方法があります。傷跡修正に関しては今後のドクターズコラムにてお話しします。

傷がキレイに治る方向(イラストあり)
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