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院長美容コラム
日焼け止めとビタミンD不足
院長の野村です。
帽子、サングラス、日焼け止め、等々
白内障や皮膚老化・皮膚癌の予防に必要な事なのですが・・・。
皮膚癌が多いオーストラリアでは、
国をあげて、小児期からの日焼け防止グッズ
使用キャンペーンを行ってきましたが、
日光を極端に避けることによるビタミンD不足が増え、
社会問題になっています。
日本でも昨年、大阪の大学から、
“20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、
血中のビタミンD濃度が常に欠乏状態になっていた”
ことが報告されています。
ビタミンDは骨代謝に関わる作用以外に、
いろいろな臓器の癌の予防や感染症予防
(風邪、インフルエンザも含む)などの働きがあります。
特に、妊娠中の女性がビタミンD不足になると、
ベイビーにも影響が及びます。
食事からの摂取量では不十分なことが多く、
皮膚が紫外線を浴びてビタミンDを
産生されることでやっと充足します。
どれくらい紫外線に浴びればよいか?
これは地域やその日の天候によって異なります。
大体ですが、日焼け止めを塗布しない状態で、
・真夏の晴れた日の東京で、顔と両腕程度の面積で3分位
・真冬で顔と両手の面積で50分位
とされています。
(顔の日焼けが嫌な方はそれ以外の部分で浴びてください。)
詳しくは、国立環境研究所 地球環境研究センターから、
“ビタミンD生成に必要な紫外線照射時間と人体に有害となる紫外線照射時間”
が毎日発表されています。
(外部リンク)
http://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/exposure.html
お役に立つ情報だと思います。