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院長美容コラム
形成外科診療ガイドライン2021年版【肝斑治療】
院長の野村です。
2015年の初版から6年ぶりに第2版が発行されました。
本コラムVol.55(2016年3月配信)でとりあげた肝斑治療も改訂されました。
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2021年版での肝斑治療 “推奨の強さと根拠”
1 A :4%ハイドロキノン外用、トレチノイン外用
1 B :トラネキサム酸の内服や注射、ビタミンCの外用
2 C :光治療(IPL)、低フルエンスQヤグ・アレキサンドライトレーザー
2 D :ピコ秒レーザー
その他のレーザーは、“なし D”に分類されています。
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推奨の強さについて
1 : 強く推奨する
2 : 弱く推奨する(提案する)
なし : 推奨の強さを決められない
(推奨の強さは益と害のバランス、患者様の価値観や希望、負担、コストなどを考慮して決定されています。)
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エビデンスの強さについて
A(強い根拠) :効果の推定値に強く確信がある
B(中程度の根拠) :効果の推定値に中等度の確信がある
C(弱い根拠) :効果の推定値に対する確信は限定的である
D(とても弱い根拠):効果の推定値がほとんど確信できない
前回同様、推奨上位は内服と外用となっています。
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実際の診療にあたっては、このガイドラインを参考にしながら、皮膚の状態はもちろん、患者様のライフスタイルなども考慮して治療方針を話し合い決定します。