院長美容コラム

真皮にある深いシミ、あざ

院長の野村です。

Qルビーレーザー照射は、切れ味がよいシミ治療法です。
照射後、色素が存在する表皮が黒いかさぶたとなり、
約1週間後に剥がれて、“茶色いシミ”がなくなります。
(落ち着くまでは数か月かかります)

ただし、かさぶたが剥がれても、
その深部(真皮)にメラニンが存在することがあります。


1 後天性真皮メラノーシス
(遅発性両側性太田母斑様色素斑)

思春期以降に目立ってくるあざの一種です。両頬などに斑点状の“褐色から灰色”の色素斑が多数みられます。“ADM”で画像検索してみてください。

治療:6か月以上の間隔をあけて、2-3回のレーザー照射を要します。


2 老人性色素斑でも、長期経過したものでは、
色素が真皮に存在することがあります。
その部分は“色がやや濃いめ”です。

治療:1回のレーザー照射でかなりきれいになりますが、
必要に応じて、残った部分だけ、追加照射を行います。

治療開始前に、可能な限り、診断や必要なレーザー照射回数をお話します。


診断がはっきりしないときには・・・、
美容目的では顔に傷は残せませんので、皮膚生検ではなく、
テスト照射をすることがあります。

アップデート2018…体臭 美容 体型 健康

院長の野村です。

医学的な研究結果が、国内外で毎年たくさん報告されます。
その一部をとりあげて紹介します。

1 若い頃の “甘いにおいーSWEET臭” の正体は
  ラクトンC10&C11である。これらは30歳以降激減する。
2 果物を良く摂る女性はしわが少ない。

   一方、赤み肉やスナック類が多いとしわが多い。

3 睡眠不足になると1日平均385kcal 余計に摂取する。

4 紫外線にあたると脂肪が分解され、食欲が減る。

5 グルテンフリーダイエットは2型糖尿病のリスクを“増大”する。

6 炭水化物摂取比率50-55%で最も死亡率が低い。

  (過度な炭水化物制限は良くない)

医学情報は、商業的な意味合いがないか、
研究対象者に偏りがないか、等、
質や精度を見極める必要があります。

当院ナースの眼袋修正手術

「久しぶりに会った友人に『お前老けたなー』と言われる。」
愚痴を言いながら、当院のナースがこんな顔してました。

当院ナースの眼袋修正手術

睫毛のすぐ下にある筋肉の膨らみが“涙袋
その下に膨らみがあるのは、眼窩脂肪が突出したもので“眼袋”です。

当院ナースの眼袋修正手術


涙袋は、
・かわいい印象 ・笑うと膨らむ ・若年者の方がはっきりわかる

眼袋“かげぐま”は、
・疲れて見える ・老けて見える 
・筋肉や皮膚を奥から圧迫し、血行不良の原因になりうる(下瞼が青または赤く見える)

明るい女子ながら、悩みは深いようなので、手術をすることにしました。
当院ナースの眼袋修正手術
当院ナースの眼袋修正手術


経結膜脱脂
所要時間60分、術後2-3日テーピング、
ダウンタイム(内出血や少しの腫れ)3-7日程度、費用は20万円(税別)です。

ブルーライトと美容

院長の野村です。

5年ほど前、当院でZOスキンヘルスシリーズを取扱い始めた時に、メーカー担当者から、“サンスクリーン剤 オクリプスシーSPF50には、ブルーライトから皮膚を保護する成分が配合されている”との説明がありました。

個人的には、ブルーライトブロックに関して、はじめての話でした。

先日、“ブルーライト(BL)と美容”について、大学応用生物学部先端化粧品学教授の講演を拝聴する機会がありました。

まとめると、

・BLはメラノサイトを活性化し、シミの原因になる

・BLは活性酸素を生成し、皮膚老化の原因になる

・BLは乾燥性乾燥肌の原因になる

・(聞き間違いでなければ)市販されているサンスクリーン剤は紫外線A・B波対策で、BLをブロックするサンスクリーン剤は発売されていない。
太陽光BLをブロックには、ファンデーションを厚く塗るしかない。

・室内のBL程度なら、皮膚への影響は少ない?…まだ不明のようでした。

紫外線だけでなくブルーライトも美容の敵になる存在であることには間違いなさそうです。新しいことがわかったらまた報告します。

日焼け止めとビタミンD不足

院長の野村です。

帽子、サングラス、日焼け止め、等々

白内障や皮膚老化・皮膚癌の予防に必要な事なのですが・・・。

皮膚癌が多いオーストラリアでは、

国をあげて、小児期からの日焼け防止グッズ

使用キャンペーンを行ってきましたが、

日光を極端に避けることによるビタミンD不足が増え、

社会問題になっています。

日本でも昨年、大阪の大学から、

“20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、

血中のビタミンD濃度が常に欠乏状態になっていた”

ことが報告されています。

ビタミンDは骨代謝に関わる作用以外に、

いろいろな臓器の癌の予防や感染症予防

(風邪、インフルエンザも含む)などの働きがあります。

特に、妊娠中の女性がビタミンD不足になると、

ベイビーにも影響が及びます。

食事からの摂取量では不十分なことが多く、

皮膚が紫外線を浴びてビタミンDを

産生されることでやっと充足します。

どれくらい紫外線に浴びればよいか?

これは地域やその日の天候によって異なります。

大体ですが、日焼け止めを塗布しない状態で、

・真夏の晴れた日の東京で、顔と両腕程度の面積で3分位

・真冬で顔と両手の面積で50分位

とされています。

(顔の日焼けが嫌な方はそれ以外の部分で浴びてください。)

詳しくは、国立環境研究所 地球環境研究センターから、

“ビタミンD生成に必要な紫外線照射時間と人体に有害となる紫外線照射時間”

が毎日発表されています。

(外部リンク)

http://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/exposure.html

お役に立つ情報だと思います。

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