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院長美容コラム
咬筋ボトックスー小顔と歯ぎしり治療
院長の野村です。
2017.07.01配信号で、ボトックスによる歯ぎしり治療について記載しました。
本稿は、美容目的の咬筋ボトックス注射との比較です。
歯ぎしり、食いしばりにボトックス注射
小顔という美容目的の場合は、
・ボトックス注射量・部位は、咬筋の大きさ、施術後の周囲組織への影響などを加味して、症例毎に決める。
・効果持続期間は、6-12か月程度(1年後の画像診断でも注射前より咬筋が小さいという報告あり)。
繰り返し注射で、より長期間持続する。
歯ぎしり治療の場合は、美容目的の場合に比べ、
・使用するボトックスの量は多く、咬筋以外の筋肉(側頭筋)に注射することがある。
・効果持続期間は、小顔効果に比し短かく、3-4か月程度という報告が多い
歯ぎしり治療目的でボトックス注射を行う場合は、筋肉が過度に委縮し、
見た目の問題が生じることがあるので、患者さんと相談し、注射量や部位を決めます。
毛孔開大(毛穴)治療
院長の野村です。
毛穴が開大する原因として
1.皮脂分泌量の増加、毛包内容物の増加・・特に20-30代
2.毛包周囲の引き締めの低下・・特に40代
などが挙げられます。
1に対しては、皮脂の分泌コントロールや角栓の除去を行います。
皮脂の分泌コントロールには
ロアキュテン内服、
トレチノイン外用、
ボトックス注射などが、
角栓の除去にはAHAやサリチル酸マクロゴールピーリングなどが有効です。
2に対しては、
マッサージピール(TCA+H2O2)、
CO2フラクショナルレーザー、
ジェネシスレーザー、
ウルトラセルの2mmHIFU・高周波などが有効です。
症状やライフスタイルを応じた治療法をお勧めします。
トレチノイン・ハイドロキノン ー ZOスキンヘルス
院長の野村です。
ホームケアで肌をきれいにする方法のうち、
間違いなく上位にランキングするのがトレチノインによるスキンケアです。
トレチノインはビタミンA誘導体で、
・皮膚のターンオーバーを促進・・シミの改善
・コラーゲン、ヒアルロン酸産生促進・・しわの改善
・角質を剥がし、皮脂分泌を低下させる・・ニキビの改善
などの作用がわかっています。
当院では、
1.トレチノイン、ハイドロキノン、ビタミンCを併用する方法
2.専用化粧水のあとにトレチノイン、ピーリング剤入りハイドロキノンなどを使用するZO(ゼインオバジ)スキンヘルスをお勧めしています。
使い始めの段階で、皮膚の剥脱や赤みが出ますが、正しく使えば、ほとんどの場合結果が出る方法です。
COVID-19 最新情報まとめ
院長の野村です。
日経メディカル4月号で“新型コロナ感染爆発に挑む”が特集されていました。
・感染様式は接触感染または飛沫感染
・接触感染:患者の体液を触った手で、目・鼻・口を触ってしまう
・飛沫感染: 患者の咳やくしゃみにより排出された病原体を吸入してしまう(1mは離れること)
・空気感染は・空気感染はなさそう(ある程度離れれば、感染リスクはなくなる)
・潜伏期間は2-7日程度(最大14日)
・80%は軽症、14%で重症化、5%でショック・呼吸不全。
・死亡者の多くが高齢者で心疾患や糖尿病を有する
・33%で無臭、味覚低下
・確立された治療法はない。
ある種の吸入ステロイドや感染症の薬が有効かもしれない。
当院では、感染が発生しないように十分に留意しています。
新型コロナウイルスに関するお知らせ
感染のリスクを下げるためご来院者さまにご理解・ご協力をお願いいたします。
下記に該当する方は、ご来院前に必ず最寄りの保健所あるいは帰国者・接触者相談センターに電話で相談し、
指示を受けていただきますようお願いいたします。
●発熱やせき・息切れがあり、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
●新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方
上記に該当する方および37.5度以上の発熱かつ呼吸器症状があり、
すでにご予約をいただいている方はお電話でご予約の変更をお願いいたします。
顔の中央ラインにヒアルロン酸注入をして若返る、スリム顔になる
院長の野村です。
アジア人の顔は、フラットで立体的でないという特徴があり、
白人用のヒアルロン酸注入法が、必ずしも当てはまるわけではありません。
世界美容形成外科学会誌2019年12月号に、
顔の中央ライン(額―眉間―鼻―下顎)にヒアルロン酸を注入してボリュームを増やすと顔が若返り、
頬周囲はスリムになるという報告がありました。
(もちろん注入対象は中央ラインが低めの方に限ります。)
以下、画像の出典元:https://i.r.cbz.jp/cc/pl/bdde4969/nxnus4gkf3ax/l5lfsr2n/
Fig7
フラットな顔が立体的になる裏付けの図です。
左:赤の部位が注入によりボリュームアップ、青の部位がボリュームダウンです。
右:6か月後です。
中心水色部分に注入すると周辺組織にも影響を及ぼし、顔は、スリムに、立体的に、若返ります。
症例写真もでています。
ヒアルロン酸注入の一方法として覚えておくことにします。