院長美容コラム

赤ら顔

院長の野村です。

赤ら顔に悩んでいる患者様が、時々来院されます。

拡大してみると、ぼんやりと赤い例、鼻周囲や頬に細い血管が並んでいたり、無数に錯綜している例など、いろいろです。

原因は、擦り過ぎやあわない化粧品による慢性炎症によるもの、加齢によるもの、脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)によるもの、など多岐にわたります。

また、肝斑部位に赤みを伴うことが多いこともわかっています。

原因に応じ、レーザー機器や外用薬に治療法があり、完全に、とまではいかないこともありますが、それなりの結果を出すことができます。

なお、緊張した時に顔が赤くなる赤面症は、全く異なるアプローチになり、これは専門が異なります。

キズを治す

院長の野村です。

薄着で転ぶと、腕や脚にかすりキズや、場合によっては縫わないといけないようなキズをおうことが増えます。かすりキズで深くなければ、自己処置で済ましてしまうことも多いと思います。しかし、屋外で受傷し、細かい砂や、ごみが、少しでも皮膚に残っている可能性があるなら、よく洗ってください。そのまま皮膚がはってしまうと、砂が“墨”の代わりとなった“外傷性刺青(いれずみ)”となってしまいます。

キズが深く、縫合処置を受けた場合、気を付けないといけないことは、
・正しい位置に縫われたか・・ずれるとひきつれが生じ、いつまでもきれいになりません。
・細い糸で縫われたか・・縫われた線の横に、無数の糸跡の点々はよくないです。
などなど、たくさんあります。

キズは初期治療が重要です。不運にも、残ってしまった場合でも、例えば外傷性刺青などは、レーザーできれいに治せます。幅広いキズ跡も、美容的に、目立たなくすることができます。顔と同じくらい、身体も気にかけてください。

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蚊に刺され跡は塗り薬でキレイに
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夏、蚊に刺されて赤くなって、その後、掻いたりすることも加わって、炎症後色素沈着・・ではきれいな脚が台無しです。

特に膝下は、冷え性があることで分かる通り、血液の循環が悪く、酸素や栄養が不十分なので、治りが悪いところです。赤みがなくなってきたら、早めにビタミンCやハイドロキノンを塗布すれば、色素沈着を予防、治療できます。

一番ダメなことは、いつまでも掻いていること、時に、皮膚線維腫という、黒褐色のしこりになってしまいます。こうなったら切除するしかありません。

紫外線とタイタン

院長の野村です。

太陽光から到達する紫外線のうち、A波はしわの原因になり、B波は日焼けの原因・・というようなことは、どこにでも書いてあると思います。

顔の皮膚の厚さは2mmです。紫外線は1mm程度の深さまでしか到達しませんから、皮膚の下半分に、光老化はそれほど起こっていないことになります。この下半分、真皮網状層には、たるまないようにするための太いコラーゲンやエラスチン線維が存在します。

紫外線対策をすれば、しみや小じわを最小限に食い止めることができます。

しかし、たるみは、紫外線の影響だけでおこるわけではないので、何らかの医学的な治療が必要になります。当院で、4ヶ月前(起稿時)に導入した“タイタン治療”は皮膚表面から3mm近くまでを刺激する“たるみ治療器”です。国内某大学での研究結果でも、治療後6-9ヶ月以上にもわたり、たるみを支える、強靭なコラーゲンやエラスチン線維の産生が促進されていることがわかっています。

紫外線とタイタン

キャンペーン期間中は毎日、数多くの方が“タイタン治療”にいらっしゃいました。施術を受けられた患者様の顔のなかでは、今まさに、また、これから先もたるみに対抗するためのコラーゲンやエラスチン線維が作られていきます。

赤いほくろはレーザーで消去!

院長の野村です。

赤いほくろ・いぼの正体とは・・お腹や胸、腕などにできる、“赤い1-2ミリのほくろ? いぼ?” は “老人性血管腫”のことがあります。

もちろん顔にできることもあります。20-30代以降の方なら、体中探せば、一つくらいはあると思います。

浴場で一緒になる、ご高齢の殿方のお腹あたりの老人性血管腫は膨らんで2ミリ以上にもなり、無数にあります。

紫外線に当たらないところにも生じ、“光老化”ではなく、“内側からの血管の老化”と考えられています。ですので、今のところ、有効な予防策はありません。

感じ方だとは思いますが、老人性血管腫は、名の通り、老けた印象を与えることがあります。

血管腫の存在部位はそれほど深くないので、レーザー治療を1-2回行なえば、たいていのものは消える、または、目立たなくなります。

老人性血管腫が無い身体のほうがきれいだと思います。

美人顔とはどんな顔? 鼻の角度編

院長の野村です。

最近、とある女性雑誌で“最新注射ニュース”について取材を受けました。
当院で人気のある注射ベスト10は以下のとおりです。
(8割が顔の美容に関するものでした。)

1位 鼻ヒアルロン酸注射

2位 エラボトックス注射

3位 下あごレディエッセ注射

4位 多汗症ボトックス注射

5位 くちびるヒアルロン酸注射

6位 高濃度ビタミンC点滴

7位 涙袋ヒアルロン酸注射

8位 ほうれい線ヒアルロン酸注射

9位 二重あご脂肪融解注射

10位 額ボトックス注射

第1位の“鼻ヒアルロン酸注射”ですが、鼻はただ単に高くすればよいというわけではありません。美人顔の鼻を目指します。われわれの世界では“10人中7~8人が美人と認めれば美人”という前提でいろいろな数値、比率を決めています。美人を集めて、いろいろ計測してでてきた数字が、顔の黄金比だったりするわけです。

・・・ 美人の鼻の黄金比とは ・・・

鼻の始まりは上瞼、上めでも二重のラインくらい。それより額側から始めるとニューハーフ顔に見えてしまいます。横から見て、頬のラインに対して鼻のラインが33度で、ラインはまっすぐか、気持下に凹の緩やかなカーブが理想です。上に凸のラインはわし鼻で、男っぽい印象となります。鼻柱と上唇のつくる角度は大体90度。

(※鼻柱:鼻の左右の穴を隔てている部分)80度ならいわゆる魔女の鼻風、100度なら鼻の穴が見えすぎです。

小鼻の幅は大体眼の幅と同じかプラス3ミリ程度まではOK、つまり31mmから34mm程度が美人とされるサイズです。小鼻が広いのは実際は手術しないと治せませんが、鼻筋の作り方によってかなり目立たなくできます。バランスの問題です。

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