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院長美容コラム
口角を挙げる
院長の野村です。
上唇の外側近くで、赤い唇部分の上の皮膚を切り取る、という口角を挙げる手術が存在します。
これはおすすめしません。
傷が目立つのと、引っ張られて、横から見て赤唇の膨らみがなくなるからです。
では、どうするか?
当院では主に2つの方法を行っています。
1.口角を下げる筋肉の力をボトックスで弱める・・相対的に口角を挙げる筋肉が強くなります。
2.赤唇の形を、ヒアルロン酸で整える。輪郭を外側で下に凸にします。場合によっては、中外部分の唇を厚めにします。
★写真で解説(ヒアルロン酸注入)
ついでながら、真ん中の膨らみを上唇結節といいます。
最近は、こちらの方が話題になっているとも・・・。
いずれにしても、真一文字の唇は、少し男っぽい印象を与えます。
セルライトの治療法
院長の野村です。
Cellulite(セルライト)=cellule(細胞)+ ite(鉱物)
脂肪や他の物質の沈着に対して用いられる俗称です。
お尻や太ももに出来る凸凹といえばわかりやすいかもしれません。
セルライトの発生には、女性ホルモンや局所のリンパ・血液循環の悪化が関係しており、実際、セルライト部分は体表温度が低いという報告があります。
さて、治療ですが、基本的には、
1.セルライト部分のリンパ・血液循環をよくすること
→ 内服薬があります。
2.代謝が悪い脂肪を溶かすこと
→ 注射薬があります。
3.凹みの原因となる変性した線維を分解する
→ 注射薬があります。
に集約されます。
これまで、いくつものケア、治療法が報告されてきましたが、これらを併用することが、受けいれやすい治療法だと思います。
顔の特異性とヒアルロン酸注入
院長の野村です。
顔には表情があります。顔の筋肉=表情筋が、皮膚に付着し、皮膚を動かすからです。
筋肉が収縮して、たたまれると、、、
・・・例えば眉間なら皺ができます。
・・・例えば、頬が上がったりします。
身体の他部位では、筋肉は筋膜の下で動き、皮膚には付着していないので、決して表情はでません。
さて、顔のこの特異性が、ヒアルロン酸注入を、時として難しくします。
表情がない時には、“うまくいっている”と思っても、表情を作ると、“注入したヒアルロン酸が、一部に集まって、膨らみを作り、違和感を生じる”ことがあるからです。
凹みを埋めるだけでなく、表情による変化をみながら、注入量や注入する深さを決めていくことが、ヒアルロン酸注入のポイントのひとつです。
顔の老化・・何が起きているのか?
院長の野村です。
顔の老化には、皮膚、脂肪、筋肉、さらには骨まで関係します。
このなかで、2007年のDr. Rohrich の報告以来、脂肪の加齢変化とそれに対する治療法の論文が増えました。
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/bdde4969/cubs/l5lfsr2n/
からの引用です。黄色い部分が脂肪です。
1. 顔の脂肪は一平面でなく、分画されている。
2. 分画された脂肪の塊は、年齢とともに下垂したり、移動する。
3. 額やこめかみ、頬(中顔面)の脂肪は減り、顎周りの脂肪が増える。
結果、頬に凹みが生じたり、フェイスラインがブルドックのようになったり・・・。
見た目の老化には、顔のボリュームロスが大きく関わります。
“頬を前方にふっくら、フェイスラインをシャープに”で若返ります。
きれいな額 年齢とともに“おでこ”の形もかわります
院長の野村です。
額(ひたい)に関しては、
このコラムvol.10で少し触れました。
(以下、引用)
“丸くきれいな曲面で、しわがない額”は女性らしい。
フラットで、眉毛の上で盛り上がり、しわがあると、“男っぽい”印象を与えます。
沢尻えりかさんの額はきれいだと思います。
眉毛を上げることを繰り返すと、結果、額に横じわがよるようになります。
しかめっ面を繰り返していると、間にしわが入り、眉毛の上の筋肉が太り、ここが盛り上がってきます。
さらに・・・
額の脂肪は、真ん中&左右の3つに分画されており、年齢とともに脂肪量が減ることも
わかってきました。
丸くきれいな曲面が失われていく、“年齢とともに、おでこも凸凹した男型”になっていくわけです。
皮膚のみならず、筋肉や脂肪も治療ターゲットにして、“女性らしいきれいな額”を目指します。