完全予約制
お問い合わせ・ご予約
月~金 11:00-14:00 / 15:00-20:00土 11:00-18:00日・祝祭日休診
診療メニューを見る
院長美容コラム
傷がキレイに治る方向(イラストあり)
院長の野村です。
手術時に皮膚切開を加えるときには、
あとで、傷跡が目立たないように注意します。
具体的には、
RSTL(relaxed skin tension line リラックス スキン テンション ライン)
に平行な切開線になるようにします。
下の身体図の“線の方向”がRSTLです。
(From Trott A. Wounds and Lacerations: Emergency Care and Closure, 2nd ed. St Louis, Mosby, 1997; and Burns JL, Blackwell SJ. Plastic surgery. In Townsend CM, Beauchamp RD, Evers BM, Mattox KL [eds]. Sabiston Textbook of Surgery, 18th ed. Saunders-Elsevier, Philadelphia, 2008.)
外傷によるものでも、総じて、RSTL方向の傷跡は目立たちにくくなるのです。
不運にも、この線とは異なる方向の外傷を負った場合には、傷跡が目立ってしまうことがあります。
このような場合には、Z形成術など、目立たなくする方法があります。傷跡修正に関しては今後のドクターズコラムにてお話しします。

当院ナースのふくらはぎを細くする。
院長の野村です。
スラックス白衣で仕事をしている30代のナースが、
「ふくらはぎだけ発達していませんかー?」
と、おもむろにスラックスをたくし上げ、筋肉を示してきました。
スポーツ歴が無いのに、
ふくらはぎ内側 ― 内側腓腹筋(ひふくきん)が
見事に発達していました。

治療方法は幾つかありますが、 リスクが少ないボトックス注射で治すことにしました。 術後(5か月後)です。 いわゆる“ししゃも足”ではなくなっています。 |

かかとを上げた状態
ボツリヌス菌注射(ボトックス)
副作用・合併症の可能性
・内出血・妊娠や授乳中は注射できません
・注射部位のマッサージは避けてください
ニキビ治療のまとめ
院長の野村です。
本来、毛穴を通って、皮膚表面をカバーする皮脂が、
1.毛穴で詰まって、
2.皮脂が酸化して、
3.さらに菌がついて・・
がニキビの発生です。
上記のような原因に対して、
当院では以下のような治療を行っています。
1.角質の正常化(毛穴の掃除)
…トレチノイン ケミカルピーリング
2.皮脂が酸化して発生する活性酸素対策
…ビタミンC誘導体
3.ニキビ菌を減らす
…抗生物質
中等―重症例や なかなか治らない例では、
4.皮脂分泌量を減らす
…イソトレチノイン内服
レーザーや光治療も選択肢ではありますが、
上記の1−4を上手に組み合わせれば、
ほとんどのニキビは治せます。
世界的には標準治療でありながら、
日本では認可されていない治療薬もあり、
これらは自由診療となります。
腸-脳-皮膚相関
院長の野村です。
“脳が全身臓器に、一方的に指令を出し、コントロールしている”
というのは過去の話で、最近では、
“各臓器から 脳その他の臓器に指令を出し、双方向性に関連している”
と考えられています。
例えば、腸-脳相関では、腸内細菌叢が自閉症やうつ病などの疾患と関連しているという報告が相次いでいます。
皮膚領域では、2011年にBowe先生の“Acne vulgaris, probiotics and the gut-brain-skin axis – back to the future?”という論文があります。
直訳すると“ニキビ、プロバイオティックス(善玉菌)と
腸-脳-皮膚相関”となりますが、そのなかで、次のような記述があります。
腸内細菌叢が悪化すると
1 ある種の毒素が全身を駆け巡り、
2 特に遺伝的にニキビができやすい場合は、
過剰な皮脂産生、ニキビの悪化、
心理ストレスを引き起こす可能性が高くなる。
(論文を読む アメリカ国立医学図書館 国立衛生研究所サイト)
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/bdde4969/y428i1t9u4mo/l5lfsr2n/
これらの考えは、懐疑的に捉えられることが多かったのですが、近年、国内学会でも腸脳皮膚相関に関する報告が聞かれるようになりました。(その理解のために、当院で、栄養療法を担当していた故佐藤先生が話されていたリーキーガット症候群の知識が非常に役立っています。)
栄養医学研究所ホームページ LGS(リーキーガット症候群)について
http://www.nutweb.sakura.ne.jp/iframe/03_ippan/03lgs/lgs.html
臨床的には、特に下痢・便秘がある方には、プロバイオティクスの処方を念頭に入れながら、皮膚症状に応じた治療を行っています。
真皮にある深いシミ、あざ
院長の野村です。
Qルビーレーザー照射は、切れ味がよいシミ治療法です。
照射後、色素が存在する表皮が黒いかさぶたとなり、
約1週間後に剥がれて、“茶色いシミ”がなくなります。
(落ち着くまでは数か月かかります)
ただし、かさぶたが剥がれても、
その深部(真皮)にメラニンが存在することがあります。
1 後天性真皮メラノーシス
(遅発性両側性太田母斑様色素斑)
思春期以降に目立ってくるあざの一種です。両頬などに斑点状の“褐色から灰色”の色素斑が多数みられます。“ADM”で画像検索してみてください。
治療:6か月以上の間隔をあけて、2-3回のレーザー照射を要します。
2 老人性色素斑でも、長期経過したものでは、
色素が真皮に存在することがあります。
その部分は“色がやや濃いめ”です。
治療:1回のレーザー照射でかなりきれいになりますが、
必要に応じて、残った部分だけ、追加照射を行います。
治療開始前に、可能な限り、診断や必要なレーザー照射回数をお話します。
診断がはっきりしないときには・・・、
美容目的では顔に傷は残せませんので、皮膚生検ではなく、
テスト照射をすることがあります。